実家じまいと遺品整理は、それぞれ別のタイミングで考えがちですが、実は同時に進めた方がスムーズなケースが多くあります。
実家じまいと遺品整理は、それぞれ別のタイミングで考えがちですが、実は同時に進めた方がスムーズなケースが多くあります。実家を売る・貸す・解体するといった判断をする前提として、まず家の中の荷物を整理する必要があります。遺品整理を先送りにしたまま実家じまいの計画だけ進めようとすると、いざというときに動けなくなることがあります。

遺品整理を先送りにするとどうなるか
「時間があるときに片付けよう」と先送りにしているうちに、実家じまいの話が具体化してから慌てて遺品整理業者を探す、というケースは少なくありません。時間的な余裕がないと、業者選びを十分に比較検討できず、費用面で不利になることもあります。また、荷物が多いまま放置されている家は、内覧時の印象も悪くなりがちで、売却・賃貸どちらの場合でも不利に働くことがあります。
同時に進めるメリット
実家じまい(売却・賃貸・解体など)の計画と遺品整理を同じタイミングで進めると、次のようなメリットがあります。
- 不動産会社と遺品整理業者のスケジュールを合わせやすい
- 「売却査定に必要な範囲だけ先に片付ける」など、優先順位をつけやすい
- 重要書類(権利証・保険証券など)を、実家じまいの手続きに必要なタイミングで見つけやすい

特に権利証や保険証券などの重要書類は、実家じまいの手続きそのものに必要になることが多いため、遺品整理の早い段階で確認しておくことをおすすめします。銀行の通帳やカードも、口座解約の手続きに必要になるため、まとめて保管場所を確認しておくと後の手続きがスムーズです。
遺品整理で見落としやすいもの
- 権利証(登記識別情報通知)、実印・印鑑登録カード
- 生命保険証券、年金手帳
- デジタル遺産に関する情報(パソコン・スマートフォンのパスワードなど)
重要書類が見つかり手続きが進んだ例
遺品整理を進める中で、長年行方が分からなかった実家の権利証が、タンスの奥から見つかったケースがありました。権利証が見つかったことで、相続登記の手続きがスムーズに進み、結果的に実家じまい全体のスケジュールも短縮できました。
重要書類がどこにあるか分からない場合でも、紛失している前提で代替手続き(登記識別情報が見つからない場合の本人確認情報の作成など)を進める方法もあります。まずは現状を確認することから始めましょう。
よくある質問
Q. 遺品整理はどのタイミングで始めればいいですか?
A. 決まりはありませんが、四十九日など一定の区切りを目安に始める方が多いです。ただし、重要書類の確認だけは早めに済ませておくことをおすすめします。
Q. 遺品整理業者はどう選べばいいですか?
A. 相続財産の選別を丁寧に行ってくれるか、見積もりが明確かを確認することが重要です。専門家に依頼先の相談をすることもできます。
せと行政書士事務所ができること
遺品整理前の重要書類の確認や、相続手続き全体の整理をサポートしています。実家じまいと合わせて、何から手をつければいいか分からないという段階でも、まずはご相談ください。
まとめ
遺品整理は実家じまいの重要な一部であり、後回しにするほど負担が増していきます。特に重要書類は、実家じまいの手続きそのものに必要になることが多いため、早い段階で確認しておくことが大切です。片付けと実家じまいの計画を、できるだけ並行して進めることをおすすめします。
執筆者:せと行政書士事務所 代表 瀬戸孝之(行政書士・CFP・FP1級技能士・宅地建物取引士・家族信託専門士)
投稿者プロフィール

- 資産トータルアドバイザー
-
せと行政書士事務所、代表。
行政書士、CFP、FP 1級技能士、宅地建物取引士、家族信託専門士、一種外務員を保有。シニア世代の悩みをワンストップで解決する事務所として、FP、不動産売買、終活、相続対策など、トータルサポートを提供している。
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