実家の近くに住むきょうだいと、遠方に住むきょうだい——実家の管理をめぐって、負担の偏りが不満につながることがあります。

実家の近くに住むきょうだいと、遠方に住むきょうだい——実家の管理をめぐって、負担の偏りが不満につながることがあります。実家の見回りや親の様子の確認は、どうしても近くに住むきょうだいに負担が集中しがちです。一方、遠方のきょうだいは「行きたくても頻繁には行けない」という事情があり、悪気なく負担が偏ってしまうケースが多く見られます。

空き家のイメージ

負担が偏ると起きがちなこと

管理の負担が一方に偏ったまま時間が経つと、「自分ばかり大変な思いをしている」という不満が積み重なり、いざ実家をどうするかという話し合いの場面で感情的な対立につながることがあります。特に、日常的な負担は目に見えにくいため、遠方のきょうだいには実際の大変さが伝わりにくいという構造的な問題もあります。

分担・連携の工夫

物理的に同じだけ動くことが難しくても、次のような形で分担することは可能です。

  • 見回りや草木の手入れなど「現地でしかできないこと」は近くのきょうだいが担当
  • 費用の負担、業者とのやり取り、書類の準備など「現地に行かなくてもできること」は遠方のきょうだいが担当
  • 管理を専門業者に委託し、費用をきょうだいで分担する
  • 定期的にオンラインで状況を共有する機会を作る
手入れされていない実家のイメージ

大切なのは、「誰が何を負担しているか」を家族間で見える化しておくことです。負担が言語化されないまま続くと、不満は表に出にくく、それでいて確実に蓄積していきます。写真や簡単な記録を共有するだけでも、遠方のきょうだいに状況が伝わりやすくなり、負担感の偏りを和らげる効果が期待できます。

役割分担がうまくいった例

遠方に住むきょうだいと近くに住むきょうだいで、実家の管理を分担したケースでは、近くのきょうだいが月1回の見回りを担当し、遠方のきょうだいが管理費用の支払いや業者とのやり取りを担当する形にしました。役割を明確に分けたことで、「自分ばかり負担している」という不満が出にくくなったといいます。

写真付きで見回りの様子を共有するグループチャットを作ったことも、遠方のきょうだいが状況を把握しやすくなり、良い効果があったそうです。

よくある質問

Q. 空き家管理サービスを使う場合、費用はどのくらいかかりますか?

A. サービス内容や頻度によって異なりますが、月額数千円程度から利用できるものが多くあります。見回り・換気・簡単な清掃などが基本的な内容です。

Q. きょうだい間で費用分担のルールを決めておいた方がいいですか?

A. はい、早めに決めておくことをおすすめします。負担割合を明文化しておくことで、後々の行き違いを防ぎやすくなります。


せと行政書士事務所ができること

遠方にお住まいのきょうだい様がいらっしゃる場合も、オンラインでのご相談に対応しています。管理の分担や、実家の今後について、第三者を交えて整理するお手伝いをします。

まとめ

遠方に住むきょうだいがいる場合、物理的な負担を完全に均等にすることは難しくても、「現地でしかできないこと」と「現地に行かなくてもできること」を分担することで、不公平感を和らげることができます。負担を見える化し、こまめに情報を共有することが、良好な関係を保つ鍵になります。

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執筆者:せと行政書士事務所 代表 瀬戸孝之(行政書士・CFP・FP1級技能士・宅地建物取引士・家族信託専門士)

投稿者プロフィール

瀬戸 孝之
瀬戸 孝之資産トータルアドバイザー
せと行政書士事務所、代表。
行政書士、CFP、FP 1級技能士、宅地建物取引士、家族信託専門士、一種外務員を保有。シニア世代の悩みをワンストップで解決する事務所として、FP、不動産売買、終活、相続対策など、トータルサポートを提供している。