実家じまいを終えた方から聞かれる「もっと早く動けばよかった」という声には、いくつかの共通点があります。
実家じまいを終えた方から聞かれる「もっと早く動けばよかった」という声には、いくつかの共通点があります。実家じまいに「絶対の正解」はありませんが、後から振り返って後悔しやすいポイントには、共通する傾向があります。ここでは代表的な3つを紹介します。

①遺品整理・片付けを先送りにしすぎた
「時間があるときに」と後回しにしているうちに、荷物の量が増え、いざ手をつけるときの負担が大きくなってしまうケースです。少しずつでも早めに手をつけておくことで、後の負担を分散できます。特に、重要書類は荷物に紛れて見つけにくくなるため、早い段階で確認しておくことをおすすめします。
②きょうだいへの相談が遅れた
「自分が中心になって進めているから」と、きょうだいへの相談・報告が後回しになり、いざ方針を決める段階で「聞いていなかった」と揉めてしまうケースです。早い段階から情報を共有しておくことで、こうした行き違いを防ぎやすくなります。

③名義・権利関係の確認が遅れた
実家の名義が誰になっているか、抵当権が残っていないかなど、権利関係の確認を後回しにした結果、いざ売却しようとした段階で想定外の手続きが必要になり、時間がかかってしまうケースです。早めに登記事項証明書などで確認しておくと安心です。住宅ローンが完済済みでも、抵当権抹消登記がされていないケースも意外と多く見られます。
共通するのは「早めの情報共有」
3つに共通するのは、いずれも「もっと早く情報を整理し、共有していれば防げた」という点です。実家じまいは一人で抱え込まず、家族や専門家と早めに情報を共有しながら進めることが、後悔を減らす一番の近道です。
複数の後悔が重なる例(仮の例)
例えば、遺品整理の先送り、きょうだいへの相談不足、権利関係の確認遅れという3つの後悔ポイントが重なると、実家じまいの完了までに、想定よりずっと長い期間がかかってしまうことがあります。一つひとつは小さな先送りでも、重なることで大きな遅れにつながります。(これは、よくあるご相談を踏まえた仮の例です。実在の特定の方の話ではありません。)
逆に言えば、この3つのポイントさえ早めに押さえておけば、多くの後悔は未然に防げるということでもあります。
よくある質問
Q. すでに後悔しているポイントがあります。今からでも挽回できますか?
A. 状況によりますが、多くの場合、今からでも整理を進めることは可能です。まずは現状を確認するところから始めましょう。
Q. 権利関係の確認は自分でもできますか?
A. 登記事項証明書は法務局やオンラインで取得可能です。ただし、内容の読み解きや今後の手続きについては、専門家にご相談いただくとスムーズです。
せと行政書士事務所ができること
名義・権利関係の確認から、きょうだい間の話し合いの整理まで、実家じまい全体を見渡してサポートします。
まとめ
実家じまいで後悔しやすいポイントに共通するのは、「早めの情報共有」の不足です。遺品整理、きょうだいへの相談、権利関係の確認——いずれも先送りにするほど負担が増していきます。一つひとつを早めに押さえておくことで、多くの後悔は未然に防ぐことができます。
このシリーズ「実家じまい」(全18本)の 17 本目です
執筆者:せと行政書士事務所 代表 瀬戸孝之(行政書士・CFP・1級FP技能士・宅地建物取引士・家族信託専門士・認知症資産相談士)
投稿者プロフィール

- 資産トータルアドバイザー
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せと行政書士事務所、代表。
行政書士、CFP、FP 1級技能士、宅地建物取引士、家族信託専門士、一種外務員を保有。シニア世代の悩みをワンストップで解決する事務所として、FP、不動産売買、終活、相続対策など、トータルサポートを提供している。
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